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川平法の詳細

川平法のしくみ

①川平法でなぜマヒが治るのか?

川平法によって麻痺した手足が動くようになるには理由があります。
その理由とは、脳の可塑性です。

末梢の神経は再生能力を持っています。
神経が切れても、そこからまた新たに再生して伸びていくのです。

でも中枢神経である脳には再生能力がありません。
しかし、別の能力が備わっています。

それが、脳の可塑性です。

たとえば脳卒中でいくつかの脳細胞が死んでしまいました。
再生しないので、手足の動きが悪くなります。
そこで死んでしまった細胞の代わりに、残った脳細胞が働くことにします。
今までおこなわれていた神経伝達の形式を変更するのです。
この、形が変わることができる性質が可塑性です。

しかし残った脳細胞で、今までしたことがない仕事をしなければいけないので、
新たに学習をしなければいけません。
手足の動かし方を学習するわけです。
それを学習させるのが川平法だと思ってください。
川平法は脳の可塑性を利用した運動学習療法です。

②川平法は脳の運動学習

川平法は脳の可塑性を利用した運動学習です。
麻痺した手足を動かせる機能を脳に学習してもらうのです。

脳は自分で実行したことしか覚えません。
手足を自由に動かしたかったら、自分で動かさないとだめなんです。

そのために介助者の助けを借ります。
介助者は、動かしやすくして助けます。
それが促通です。

川平法は、促通をきっかけに運動を実現し、それを脳が学習していくのです。

③神経回路の強化で麻痺が治る

川平法は運動学習です。
麻痺した手足の動かし方を脳に学習してもらうのです。

覚えるための時間は多ければ多いほど効果的で、

回数×頻度×期間で決まります。

まず1度におこなう1つの運動の回数。
手足をうまく動かすことができたら、それを何回も繰り返して覚えてもらいます。
川平法では1つの運動を約100回繰り返します。
できれば多ければ多いほど良いです。

ですから促通反復療法というのです。

反復することで、神経回路が強化されます。
すなわち脳からの信号が流れやすくなっていきます。

川平法では、1つの運動を約100回、繰り返し反復します。
こんな当たり前のことが、従来の治療ではおこなわれてなかったのです。

④川平法で大切な三つのこと

患者さんは手足を動かしたいと思ってもうまく動きません。
それは脳がどの神経に命令を送ればうまく動くのかが分からないのです。

そこで介助者が、手足の筋肉を動かしてやります。
するとどの神経に命令を送ったら良いか、脳が理解します。

すると、その神経にどんどんと命令を送り始めます。
数多く反復すれば、徐々に信号の伝達が良くなってきます。

そして神経回路が強化されれば、介助は必要なくなってきます。
そして、患者さんが思うだけで、手足が動くようになっていきます。

川平法で大切なのは
・動かそうとする意思
・介助者がおこなう促通
・実際におこる動作

この3つが揃うことで、麻痺が良くなっていくのです。

2.川平法の疑問

①麻痺が完全に治る?

川平法でも完全に元の状態に治るわけではありません。

やはり限界があります。

それは脳の可塑性の限界なのです。

死んでしまった脳細胞の数によって回復の程度は違います。
また死んでしまった脳細胞のしていた仕事の内容によっても回復の程度は違います。

だから、全員が麻痺する前の状態に完全に戻れるわけではないのです。

②週に何回したらいい?

川平法は脳の運動学習です。

ですから学習のための時間は多ければ多いほど良いです。

通常、週2回は必要です。
もちろん毎日おこなった方が良いに決まっています。

残念ながら週1回では効果は無いようです。
学習ですから、やはり間隔が空くと忘れていくようです。
週に3~5日以上すると良いようです。

あくまでも一般論として、お受けとめください。

③どのくらい続けたら効果が出る?

期間は頻度によって変わってきます。
頻度が多ければ期間は短くなります。

もちろん効果の出方も個人差があります。
短期間で良くなる方もたくさんおられます。
逆になかなか良くならずに、ゆっくりと効果が出てくる方もおられます。

川平法は効果を積立ていくようなものです。

コツコツ貯めていきましょう。

④関節拘縮は効果を阻害する

関節拘縮とは、
関節を動かさない状態が続くと、固まって動かなくなってしまうことです。

こうなると川平法は通じません。

物理的に関節が動かないと、運動が不可能です。
おこらない運動を、脳は学習でず、
したがって神経回路の強化はまったくできません。

関節がやわらかく動くということは、とても大切です。
常に関節をやわらかく保つようにしてください。

もし、関節拘縮になってしまったら。
関節拘縮の治療を最優先にしてください。

⑤感覚麻痺があったら?

手足を動かしていても、動いた感じがまったくわからない。
まるで他人の手足のようだ。

このような場合でしたら、

川平法の目的を考えれば、
感覚麻痺は、あまり邪魔にはなりません。

動いた感じが分からなくても、思うように動けば良いのです。

まず思いどおりに、動くようになるのが先決です。

⑥発症からの経過年数との関係は?

脳卒中片麻痺の場合、回復には6ヵ月の壁ということがいわれています。
6ヵ月以上経過すると、麻痺の回復は止まりますよ、ということです。

川平法では、6ヵ月以上たっても効果が望めます。

実際に、脳卒中になってから2年3年経過された方が良くなっています。
10年以上経過しても、良くなった方がいます。
ただし、あくまでも個人差があります。

しかし、6ヵ月以内に治療を行うことが最善であることは言うまでもありません。

⑦川平法をおこなう前は安静に

川平法の前は安静にしておくことをお勧めします。

その理由は

直前まで体を動かしていると、
筋肉が少し硬くなっていると思います。
筋肉は力を入れて使ったあとは少し硬くなります。
脳卒中片麻痺の方はなおさらです。

麻痺側だけではなく、健側に力を入れても麻痺側が硬くなります。
おこなう直前まで動いていると筋肉が硬くなっています。

これは川平法を実施するのに妨げになります。
うまく動きませんし、学習効果も下がります。

ですから川平法を始める前に、ちょっと安静にしましょう。

硬くなってしまった筋肉が緩む時間を与えてあげましょう。
3~5分ほどで構いません。
筋肉が緩んでから川平法を始めましょう。

⑧川平法をおこなう前には温めた方がよい?

「いいコンディションでいい治療を」
川平法の開発者の川平和美先生がおっしゃっている言葉です。

治療前には、手足を温めておくと良いです。

筋肉は冷えると硬くなります。
硬くなってしまうと動かしにくくなってしまいます。
柔軟に動かすことができなければ、
運動をうまく学習することができません。
効果が悪くなります。

神経も冷えると反応が低くなります。
脳からの信号がますます伝わりにくくなります。
これも効果が落ちます。

ですから、冷えている状態で川平法を行うと効果が低くなります。

特に冬の季節。

外出から戻ってすぐ行うのではなく、
暖房で十分に手足が温まってから行う方が良いでしょう。

⑨作業療法の訓練は必要か?

平川法は脳の運動学習です。
あくまでも機能的な運動を学習します。

目的動作そのものを学習しているわけではありません。
ですから、運動と動作の間に乖離が生じることがあります。

特に上肢ではよく見られます。

例えば、肘の屈曲、肩の挙上などの運動が単独でできても、自分の顔を触るというような、目的動作ができなかったりします。

自分の顔を触るという動作で、
どんな運動をしたら良いか、分からないのです。

ですから自分の顔を触るという動作自体の練習が必要です。
その練習の代表が作業療法における物品操作訓練です。

川平法で新たな運動ができるようになったら、
ぜひ作業療法の物品操作訓練を受けてみてください。

もっと麻痺側の手が使えるようになります。


3.筋の痙縮

①痙縮とは?

脳卒中片麻痺の方の症状に痙縮というのがあります。
筋肉が無意識に勝手に収縮するのです。

筋肉が意志とは関係なく収縮しているので、
手足がいつも硬く固まっている感じです。

この状況では、手足を動かそうとしても、思うように動きません。

痙縮は川平法の大敵です。
意図した運動ができないのです。
動かなければ神経路の強化はできません。

ですから、まず痙縮を治さないといけません。


②痙縮の治療

痙縮の治療で効果的なのはストレッチです。
筋肉を伸ばすのです。

筋肉をゆっくりと伸ばしてください。
そして伸ばした位置をキープしてください。
すると、10秒ほどで緩んでくるはずです。

ポイントはゆっくりと動かすことです。
速く動かすと逆効果です。
ますます硬くなってしまいます。

ゆっくり伸ばして、緩むのを待ちましょう。
そうすると痙縮をおこしている筋肉は柔らかくなります。

ただし緩んで柔らかくなっているのは短時間です。
ですから、緩んで柔らかくなっている間に、川平法を実施します。

③川平法は痙縮を抑える

筋肉が関節を動かそうとすると、
反対の動きをする筋肉は自動的に緩みます。

たとえば肘を伸ばそうとすると、肘を曲げる筋肉は緩むのです。
ごく当たり前の仕組みです。

川平法をやっていると、この筋肉の性質が現れてきます。
肘を伸ばす運動をしていると、肘を曲げる筋肉がゆるんできます。

肘を曲げる筋肉に痙縮があれば、肘を伸ばす川平法をすればよいのです。
川平法によって痙縮が柔らかくなっても、
しばらくするとまた硬くなります。

しかし、手足を動かせるようになれば、
痙縮も自分で自動的に抑えられます。

4.川平法の効果

①軽・中度の麻痺に効果的

川平法は軽・中度の麻痺によく効くといわれています。
反対に重度の麻痺にはあまり効果がないようです。

それは川平法の治り方の特徴にあるようです。

川平法は、残っている脳細胞をがんばらせて働かせる療法です。
ですから、残っている細胞が多いほど良くなるようです。

②川平法の持続性

効果はどのくらい持続するでしょうか?

最初は長続きしません。
時間がたつと効果が薄れて、消えていきます。

早い方は数分で消えます。
だいたい2~3日すると消えていきます。

脳と筋肉との間の神経回路は繋がったのですが、弱いのです。
もっと回数を重ね、強化していかなければなりません。

川平法の頻度は週2回は必要です。
即時効果が消える前に、また練習すると神経回路が強化されていきます。

そうして神経回路が強くなり、
その動きが日常動作の中でも実行できたら、もう消えません。

ずっと持続します。

その動きはあなたのものになります。


③川平法第1段階は

川平法は目標に至るまでいくつかの段階を経て手足が動いていきます。

最初は麻痺した手足に動きが出てきます。
動かなかった手足が少し動くようになってきます。

これが第1段階です。

脳からの信号が神経を通って、ようやく筋肉に届いた状態です。
さらに、その運動を反復し何回も信号を神経に伝達し、
神経を強化していきます。
そうすると信号が通りやすくなり、神経も強化されていきます。

そして第2段階に進んでいきます。

④川平法第2段階は

第2段階は、スピードです。

ゆっくり動いていた手足の動きがだんだん速くなってくるはずです。
動きが速くなってきたら成功です。

その速い動きが自分のものになってきたら、第2段階達成です。

いつでもどこでもその速さが再現できるようになったら、
次の段階は第3段階です。

⑤川平法第3段階は

第3段階は協調性です。

手足が速く動くだけでなく、複雑にうまく動くということです。
各関節が、様々な方向に運動できること。
運動を複数の関節を動かして、組み合わせて行えることです。
この頃から日常生活での動きがいろいろと目に見えて変わってきます。

動かしている関節のみならず他の関節にも注意しながら行ってください。
そうすると、第3段階達成が早くなります。

⑥川平法第4段階は

第1段階は、とにかく動く
第2段階は、速く動く
第3段階は、複雑に動く

最後の第4段階は筋力です。

軽い物を持つだけなら、第3段階でも可能です。

さらに、もっと重い物を持てるようにする。
これが第4段階です。

残念ですが、
この第4段階になりますと、川平法では対応できません。
違う治療法が必要です。
川平法が対応できるのは第3段階までです。

川平法は神経路を強化する治療法です。
筋肉そのものを強化する治療法ではありません。

どんな治療法にも適応不適応があります。

よく理解して使っていきましょう。

⑦認知障害には適応外

川平法は脳の運動学習です。

運動を学習するためには、自分で動かそうとする意思が重要です。
介助者の言うことを理解して、行動に移すということが必要です。

ですから、介助者の言うとおりに動かすことができる、
動かそうとしてくれる方が、川平法の適応となります。

介助者の言うことがわからない。
そんな重度の認知の障害があれば、川平法は成立しません。

重度の認知障害は、川平法の適応外といえます。

⑧学習障害には

川平法は脳が運動を学習する能力があって、はじめて成立します。

脳卒中のあと、その能力が弱っていることがあります。

学習は寝ている間に行われます。
ですから、次の日にまったく残っていなければ、
学習障害があるかもしれません。

川平法がまったく通じないというわけではありませんが、
効果は少し減るかもしれません。

時間がかかります。

根気よく継続するしかないと思います。

⑨運動する努力が大切

「運動努力を求めない治療はいい成績が出ません」
川平和美先生のお言葉です。

脳卒中片麻痺の治療法には、関節可動域訓練やストレッチなどがあります。

施術者が患者さんの麻痺した手足の関節を動かしたり、
筋肉を伸ばしてく れたりするものです。

これによって固まった関節がほぐれ、硬くなった筋が柔らかくなります。

しかしこれだけでは手足の麻痺が良くなったわけではありません。。
手足が動きやすくなっただけです。

ですから、動かす能力が良くなったわけではありません。

脳卒中片麻痺が良くなるには、脳の運動学習が必要です。
患者さん自身が動かそうとする努力が必須です。

運動努力を患者さんに求めない治療はいい結果が報告されていません。

もちろん、川平法は患者さんに運動努力を求める治療です。



上記記事は「奈良川平法研究会」ホームページの抜粋です、川平法の研究や医療関係者の研修などを実施しているようです。川平法のことを分かりやすく解説していますので興味のある方は参照してください。



※当院では、川平法は施術しておりません。
施術では川平法を施す前段階である、筋拘縮、関節拘縮の改善に主を置いています。

●川平法を施術している施設

「川平先端リハラボ 促通反復療法研究所」
 川平法の創始者、川平和美先生の施設です、東京都渋谷区にあります、千葉からではちょっと遠いですね。

川平先端リハラボのホームページによると、千葉県内では市川市行徳にある「らいおんハート整形外科リハビリクリニック」が川平法をやっているようです。




プラナ訪問マッサージプラナ治療院

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コラム

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脳卒中の理解
脳卒中後の痛み

当院で川平法を施術しているわけではありませんが参考までに。
NHKでもTV放送されたようです、
YouTubeに動画があるようですので、
「川平方」で検索して下さい。

脳卒中リハの川平法
川平法の詳細



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